鋸山アドベンチャーレース

11/20-21に南房総の鋸山で、アドベンチャーレースに参加してきました。

そもそもこのレース、参加メンバーが確定したのが11月に入ってからで、種目内容にオリエンテーリング、シーカヤック、シュノーケリング、ロープアクティビティー、トレイルラン、MTBが含まれ、メンバー集めも含め準備が非常に大変で、スタートラインに立つまでが核心のレースと言っても差し支えありません。

男性陣はワンゲル繋がりで即効で決まったものの、規定で決まっている三人目の女子枠が中々埋まらず大苦戦。

色々声をかけた結果、B会の方から元岡大探検部のスージーが参加してくれることとなり、アドベンチャーレースの諸先輩方と共に、MTB練習一回(天平尾根)、リバーカヤック練習二回(白丸湖、御嶽)の秘密特訓を積んでの本番と相成りました。

11/20
開催場所が内房の保田ということで、各々電車で会場の保田小学校に集合。

この日の午前中は同時開催のトレラン大会があり、多くのランナーが走り回っている。
夕方のレース開始に向けて、ロープワーク確認やらレンタル品チェックやらを行い、ブリーフィングでルート説明があった後、いよいよナイトオリエンテーリングのスタート。

このナイトオリエンテーリングは、事前に12箇所のポイントが記入された地図が各チームに渡され、暗闇の中で登山道のない藪状地形を、コンパスと高度計を駆使して全てのポイントを巡回するという、読図力が大いに試されるレースである。

初めてなのでスタート直後は様子を見ていたが、容易そうに見えた一つ目のチェックポイントで既に集団が迷走し始め、それに巻き込まれる形で結構な時間をロス。
確信がないなら、他チームに付いていかない方がよいという先人のお言葉を、早々に身を持って体験することとなった。

二つ目のチェックポイントへのアプローチからは少しペースを上げ、三つ目のチェックポイントを通る頃には、早くも四チームの固まったトップ集団に合流。
たまに引き離されながらも、なんとか七つ目のチェックポイントまでは喰らい付いていく。

しかし、その次のポイント移動時に先頭集団が読図チェックを始め、ルートを確認している間に完全にトップ集団をロスト。

なんとかリカバリーしたものの、後は五位の位置から変わらず、最後まで自チームのみで走り抜けることに。


このコースは全体で三つの山を越える形になっているが、一番読図の難しい最後のひと山も特にミスなく乗り越え、トップ集団から数十分遅れでゴール。

途中で無駄に自分達のルートを探さなければ、トップ集団に付いて行くだけでもっと容易にゴールできたはずだが、それでは戦略としては有効でも、レースとしての面白さはない。

後半、自分達の力のみで読図してゴールしたという達成感だけで、すでにこのレースに参加して良かったという思いに浸ることができた。

11/21
この日は前半が海セクション、後半が山セクションということで、6:30シーカヤックに乗った状態でレース開始。

今回は自分が乗ることになったシングルのシーカヤックと、他二人が乗るアウトリガーでの参戦となり、沈しないことに最大限注意を払いながらの安定指向で漕いでいるので、アウトリガーのボート経験者二人組みの足を引っ張る形での出だしとなった。
人生初のシーカヤックということで、レースに出るスキルレベルでは到底無かったものの、なんとか無難に乗りこなし、次のシュノーケリングセクションへ。

ここでは海図に記された三箇所のポイントにあるキャラクターの絵を確認して、スタッフに解答するというルールであったが、比較的容易に見つかったことで、壊滅を予想していた海セクションも、何とか中の下でクリアすることができた。
海から上がった後は、一度保田小学校に戻り、MTBに乗って鋸山へ。

まずは採石場で、80mの懸垂下降セクションに入るが、先行チームで渋滞していた為、懸垂自体は楽勝だったものの、待ち時間で大幅にタイムロス。戦略的に、このロープセクションは後半に回すべきであったと後悔するも、それがレースのタクティクスであり、精密で柔軟な判断力が求めれられる部分である。

続くトレイルランは、南房総の景勝地「鋸山」を裏側から登り、四箇所のチェックポイントを巡って周回してくるというもの。鋸山山頂からの絶景も早々に走りぬけるが、チェックポイントの隠し場所で詰まったのと、疲れによるナビゲーションの精度の荒さで、他チームとのアドバンテージは得られず。

最後はMTBで林道を山越えするが、次のチェックポイントでの足切りは確定なので、焦ることなくマイペースに進む・・・が、林道の分岐でトラップに引っかかり、ルートとは別の方面にダウンヒル。
仕方がないので海岸線沿いを走ってリカバリーするが、こちらも自転車で快調に下っているときのルートロスは痛いという先人の教えを、身をもって体験することとなった。

総じて準備不足とレース経験不足に起因するミスが多く、満足の行くレース運びでは無かったが、実力通りと言えば実力通り。
短期間に沢山のアウトドアアクティビティを楽しめたことに純粋に満足し、保田小学校へと戻る。

表彰式では三位までの順位しか発表されず、常連チームが実力通りの強さを発揮していたが、我々のチームは後日出たリザルトによると、19位中8位ということで、まずまずの結果。

もう少し準備に時間をかければ、まだまだ上に行けるという手応えも感じることができた。

また、田中正人さんを始めとするスタッフ一同や、アドベンチャーレース常連者の方々との交流は非常に刺激的で、目線を何段階も上げられることができたのが、今レースの最も大きな収穫であったかもしれない。

レース参加者以上にスタッフは二年間に及ぶ地元との交渉や、赤を被りながらの運営をされていた(他競技で総合的には黒転)ということで、アウトドアレースに掛ける並々ならぬ情熱に、強く惹かれるものがあった。

最後に、今レースに快く参加してくれたズッカー、そしてスージーに心より感謝します。一緒に走れて楽しかったです。また、機会があれば一緒にアドベンチャーしましょう!