2012年度 会員総会議事録

 
<2012年度 会員総会議事録>

日時:2012年5月26日(土)
   11:00~12:15
場所:早稲田奉仕園キリスト教会館6F1号室

出席者: 勝田敏之助(4)、桑山龍男(6)、山口純一(8)、石井豊(9)、吉田捷一(10)、
内田直彦(10)、櫻井昭一(11)、舟木 健(13)、蓬田俊雄(13)、奥山健一(13)、佐々木惇(13)、塚崎義樹(14)、鈴木 豊(14)、松下收男(15)、長谷川建治(15)、伊東勝英(16)、山本隆夫(17)、川崎清明(17)、佐々木圭子(17)、藤森俊希(17)、寺光克彦(18)、青木 稔(18)、田嶋達夫(18)、岡田浩司(18)、吉越昌治(20)、剣持典夫(21)、土屋 猛(22)、萩原英次(22)、市川泰夫(23)、三廻部秀男(27)、石井照久(28)、山田達男(29)、川相智史(30)、佐藤佳一(32)、岡 聡(34)、大家敏宏(35)、石川知行(38)、鰐部行崇(39)、長友慎治(50)、保延陽太(62)、大門真一朗(62)    
以上出席者41名、委任状提出者87名、賛成議決権行使書提出者39名 合計167名
傍聴者:田島照久部長
    
懇親会出席者:福島正義(14)、木村宗近(15)

<開会宣言及び議長選出>
佐藤専任理事(32)より定刻に理事会の開会宣言がなされ、会則30条の規定により吉越会長(20)に議長をお願いしたい旨の提案がなされ全員異議なく了承された。

<議長挨拶、書記氏名>
議長は現役部における2月の凍傷事故、3月の佐久間亮平君四ツ岳滑落死事故に係る状況説明をした後、会則により副議長に長友慎治氏(50)、書記に川崎清明氏(17)を指名した。

<物故者黙祷>
議長から議案審議に先立ち、この一年間に亡くなられた会員の報告がなされた。
2011年4月9日 8代村上大司氏、2011年6月30日 13代春田光雄氏、2011年11月1日 15代 谷川和夫氏、2012年3月8日 62代 佐久間亮平氏
以上4名のご冥福を祈り全員起立し黙祷を捧げた。

<会員総会の成立及び議案書の訂正事項>
議長の指名により川崎書記は会員総会の成立についての会則の説明をし、本日の現時点での出席者41名(予定者40名)、事前に議長及び理事に表決を委任した会員が87名、議案に事前に賛成の表決をした会員が39名おり、現時点での表決参加者の合計が167名となるので、実質会員総数306名の過半数153名を上回っており本会員総会は成立する旨を報告した。
続いて川崎書記は議案書の訂正について下記の通りお願いをした。
(1) 2号議案、2011年度の決算報告の内、監査報告文中の2010年度は2011年度と訂正すること。

(2) 3号議案、2012年度稲門ワンダーフォーゲル会役員案のうち理事を下記に訂正すること。
12代理事 長田一巳→内野秀夫、13代理事 戸張禎子→佐々木惇、18代理事 茂野倭孝→岡田浩司、47代理事 鈴木裕介→笠井正基
(3) 議案書別紙Ⅱ 現役山小屋会計の改善[対応策]の文言を下記のとおりと訂正すること。
改善途上ではあるが、2009年度収支は約18万円の赤字であった。2010年度は約21万円の黒字となり、2011年度も約22万円の黒字となり、次年度繰越金は約54万円となる。

<現役部田島部長事故関連報告>
議案審議に先立ち田島部長より事故の経緯について報告の後、下記の内容で報告があった。
(1) アルタイ合宿への協力、その他日頃の現役部への支援に感謝している。
今回の事故については安全を最優先に考えていただけに大変申し訳なく思っている。又、OBG会には捜索、事故報告書作成等でも様々な支援を頂き大変感謝している。
(2) 現役部は事故発生後、活動を停止してきたが、昨日大学・競技スポーツセンターの管理委員会が開催され、遺族への誠実な対応、今後の活動に対する対応策を評価し、活動の再開の提案が委員会になされ、異議なく了承された。
(3) 今後新人募集を含め、着実なステップを踏んで活動を再開したい。

<議案審議>
議案1.2011年度事業報告案
山田副会長は議案書に基づき項目毎に補足を加えながら(1)~(3)の説明を行ったあと、主な実施事業(4)現役支援、(5)山小屋についての別紙Ⅰ、別紙Ⅱについて特に説明を加え、審議を求めた。

1. 別紙Ⅰ 過去の現役部・海外合宿の実施概要と当会の関与について下記のとおり提案した。
(1) 常任理事会では、昨年のロシア・アルタイ合宿での議論を踏まえ、過去の海外合宿に対する当会の人的・資金的支援状況を調査し、実績に徴らしながら、支援の在り方についての指針を模索してきた。
(2) その結果、2009年のアメリカ・JMT合宿の際に実施された個別合宿に対する募金活動は好ましいものではなく、自発的寄附を除き。現役の海外合宿費用は原則個人負担とすべきこと。しかしながら、現役の負担を一時的に軽減するためワンゲル基金を有効活用すべきこと。
(3) 監督・コーチなどのOB・OGの参加費用は計画の妥当性を検証したうえで、全額当会の費用負担とするものとし、合宿計画段階での計画の早期提出を求める。
(4) 現役部からの要請によりリスク管理(遭難対策)の観点では全面的なバックアップ体制を設けること。
(5) ワンゲル基金の残高を注視し、必要に応じて基金の積み増しを理事会に提案すること。

2. 別紙Ⅱ 「山小屋の将来を考える有識者会議(以下「有識者会議」という」での議論を踏まえて下記のとおり提案した。

(1)17代山本委員長を委員長として約一年に亘り、妙高山小屋の短期的、中長期的課題をご検討いただき常任理事会に提案をいただいた。その提案を受けて今後の対応についての方向感を以下のとおり集約したいと考えている。
(2)短期的な課題については既に実施し効果も現れているので継続する。
(3)山小屋の再建、廃棄、長期修繕計画については、築後27年とはいえ更に20年程度の利用は可能と判断され、再建、廃棄を判断するのは時期尚早であり建替え時期が近付いた段階で現役の活動状況や在り方を含め検討すべきとの考える。
(4)現状と当面の対応について了解を求めた。
① 公的な性格の強い大学の施設であること、自然の中で活動する部として、妙高市の環境保護協力要請を尊重する観点から合併浄化槽の設置を最優先課題として大学側に申し入れを行った。
② 大学側も設置の主旨については理解を示し、和信建設への見積もり依頼をするなどの動きはあるものの、2012年度での事業案件として採り上げる事はないとしており2012年度中に2013年度予算として申請すべきかどうか検討するとしている。
③ 一方工事費が見積もりでは700万円程度と高額でもあり、全額大学負担とすることは無理との意思表示をしている。
④ 一方で今回の事故との絡みから大学との早急な折衝には無理があるので継続的な交渉案件として状況を見定めつつ対応して行きたい。
 
<質疑・採決>
8代山口氏よりHPの暗証番号を会報発行の都度掲載するようお願いをしていたが、掲載されていないとの発言があり、会長はそのように徹底する旨を約した。
その他の質疑は特になく、採決の結果、議案1.事業報告案は全員一致で承認された。

議案2.2011年度決算案
<議案説明補足事項>
川相会計担当常任理事は当初予算と差異の生じた項目について説明を行った。
(1) 一般会計の収入面では当初予算比70千円、前年比38千円の収入増となった。会費納入対象者の納入率は91%となった。支出面では事務費がやや予算を超過したが、彷徨WEB事業費が大幅に予算を下回った関係から支出合計は当初予算比約544千円の減となり次期繰越金は約615千円増となった。
(2) 山小屋資金会計は予算のとおりの実績、遭難対策資金会計は利息の変動のみであった。
(3) ワンゲル基金は収入面では4代故鈴木音吉氏からの寄附金100千円があり、支出面ではロシア・アルタイ合宿への監督・コーチ派遣費用の不足分194千円を取り崩したため、繰越金は約96千円減少した。

<監査報告>
鈴木監事より本年4月5日に山口監事とともに監査を実施した結果、2011年度の決算は適正に処理されているとの報告があった。

<質疑・採決>
質疑は特になく、採決の結果、議案2.2011年度決算案は全員異議なく承認された。

議案3.2012年度稲門ワンダーフォーゲル会役員案

<議案補足説明事項>
川崎常任理事(事務局)は執行部、特別委員会、など変更のあった点について説明を行った。
(1) 基本的に2012年度執行部は変更しないこととして提案をしたいが、佐藤専任理事は私的に多忙となるため常任理事としては止まるものの専任理事は辞退したいとの申し出があり、新たに専任理事として石川知行(38代)を推薦したい。
(2)特別委員会の退任、新任
   ・「山小屋を考える有識者会議」は当初の役割を終了し、山本委員長(17)以下9名は退任。
   ・その他委員会は関与の実情を勘案しつつ、若返りを図った。

<質疑・採決>                                   
質疑は特になく、議案3.2012年度役員案は全員異議なく承認された。
議決のあと、専任理事を退任する佐藤佳一氏(32)、新たに就任する石川知行氏(38)より各々挨拶があった。

議案4.2012年度活動方針および事業計画案
石川専任理事は議案書に基づき補足を加えながら説明を行い、特に今回の佐久間亮平君の滑落事故については弔慰金、ワンゲル基金貸付金免除など資金面でも支援したいと説明した。

<質疑・採決>
特に質疑はなく、採決の結果、議案4.2012年度活動の基本方針および事業計画案は全員異議なく承認された。

議案5.2012年度予算案
川相会計担当常任理事は議案書に基づき前年度実績比大きく変動する項目につき補足を加えながら説明した。

<議案補足説明事項>
(1) 一般会計年会費収入については10代16名の年会費が6千円から5千円に引き下げられるものの、新入会員5名の内2名の会費納入純増が見込まれる事から2011年度の納付率の維持が出来れば予算の達成は充分可能と考えるが、やや少なめに予算計上している。
(2) 一般会計支出面では稲門体育会費が50千円から80千円に値上げされること、名簿作成費として150千円計上していること、大谷顧問への退職記念品贈呈費50千円などを計上している事から前年度実績比約300千円の支出増で計画した。
(3) 遭難対策資金会計では、この度の事故で亡くなった佐久間亮平君への弔慰金として、葬儀費用に見合う金額として300千円の支出を計上した。
(4) ワンゲル基金会計では佐久間亮平君の保証人の署名が保証人の自筆ではないこと、本人の複雑な家庭事情、大学の意向などを踏まえ借入金200千円について返済免除とすることとしたい。

<質疑・採決>
質疑は特になく、議案5.2012年度予算案について採決の結果、全員異議なく承認された。

<議長挨拶、閉会宣言>
吉越議長は全ての議案の審議が終了した事を議事進行についての協力に感謝の意を述べ、会員総会の閉会を宣言した。
以上

2012年5月26日

議長 吉越 昌治

書記 川崎 清明

議事録署名人 川相 智史

議事録署名人 長友 慎治

以上