2011年度 会員総会議事録

 
<2011年度 会員総会議事録>

日時:2011年5月28日(土)
   11:00~12:00
場所:早稲田大学大隈会館N棟201~202会議室

出席者: 勝田敏之助(4)、桑山龍男(6)、石川洋一(7)、中村公一(8)、山口純一(8)
竹内孝一(9)、石井豊(9)、富井道子(9)、 小川剛完(9)、向田幸子(10)、吉田捷一(10)、石館昌二(10)、内田直彦(10)、稲 勝代(10)、櫻井昭一(11)、井上康彦(11)、内野秀夫(12)、須藤 誠(12)、舟木 健(13)、蓬田俊雄(13)、
春田光雄(13)、奥山健一(13)、佐々木惇(13)、塚崎義樹(14)、鈴木 豊(14)、内田俊夫(14)、福島正義(14)、山田弘子(14)松下收男(15)、 深谷 豪(15)、長谷川建治(15)、室 隆一(15)、伊東勝英(16)、奥山一徳(16)、齋藤亜基夫(16)、山本隆夫(17)、川崎清明(17)、堀場杏子(17)、土屋保子(17)、森 春枝(17)、
佐々木圭子(17)、寺光克彦(18)、青木 稔(18)、吉野弘純(19)、深井関雄(20)、
吉越昌治(20)、剣持典夫(21)、土屋 猛(22)、萩原英次(22)、市川泰夫(23)、山田達男(29)、川相智史(30)、佐藤佳一(32)、岡 聡(34)、 沢木拓也(45)、長友慎治(50)、中島一彦(51)、古川 歩(61)
以上出席者58名、委任状提出者89名、賛成議決権行使書提出者41名 合計188名
傍聴者:田島照久部長、佐久間亮平(62主将)、      大池眞哉(62会計担当)
     
<開会宣言及び議長選出>
佐藤専任理事(32)より定刻に理事会の開会宣言がなされ、会則30条の規定により吉越会長(20)に議長をお願いしたい旨の提案がなされ全員異議なく了承された。

<議長挨拶、書記氏名>
議長は会員各位の会運営への協力に謝意を表した後、会則30条、31条により副議長に長友慎治氏(50)を書記に川崎清明氏(17)を、議事録署名人に川相智史氏(30)及び沢木拓也氏(45)を指名した。

<物故者黙祷>
議長から議案審議に先立ち、この一年間に亡くなられた会員の報告がなされた。
4代鈴木音吉氏(3月5日)、7代笠原慶三郎氏(3月22日)、8代村上大司氏(4月9日)
以上3名のご冥福を祈り全員起立し黙祷を捧げた後、4代勝田理事を通して鈴木音吉氏の奥様からワンゲルに対し10万円の寄付の申し出があったこと、常任理事会で検討の結果、ワンゲル基金の積立金として活用することを決めた旨の報告があった。

<会員総会の成立>
議長の指名により川崎書記は会員総会の成立についての会則の説明をし、本日の現時点での出席者44名(予定者59名)、事前に議長及び理事に表決を委任した会員が89名、議案に事前に賛成の表決をした会員が41名おり、現時点での表決参加者の合計が174名となるので、会員総数338名の過半数169名を上回っており本会員総会は成立する旨を報告した。

<議案審議>
議案1.2010年度事業報告案
川崎事務局長は議案書に基づき項目毎に補足を加えながら議案の説明を行った。
(1) 事業計画、予算の執行状況の途中経過を説明するため昨年11月に中間理事会を開催したこと。
(2) 改正会則の冊子作成と配布を実施。
(3) 稲門体育会のアンケート結果によると当会の会費水準は最も安い水準にあること、また会費納入率は最も高いレベルにあること。
(4) 現役山小屋会計収支が逼迫していることから、昨年7月から宿泊費を一泊1,500円から2,000円に改訂した。利用者増、募金もあり本年度収支は改善される見込みであること。
(5) 山小屋煙突の修理を実施したこと。
(6) 山小屋の将来を考える有識者会議を発足させ、山小屋の抱える諸問題について1年間を目処に意見集約を行い常任理事会に答申をお願いしたこと。
(7) 現役部の健全な発展を支援する目的で当会は現役部に人的、資金的支援を行っているが支援した資金の適正な使用を検証するため現役部一般会計の監査を実施したこと。
(8) 会報のPDF化によるHPへのアップを実施したが、郵送費削減の観点から今後、会員の意向を踏まえながら紙ベースの会報からデータファイルによる配信の可能性を探りたいと考えていること。
(9) メーリングリスト参加者の増強と使用方法の徹底をお願いしていること。

議案1.事業報告案について質疑は特に無く、全員一致で承認された。

議案2.2010年度決算案
<議案説明補足事項>
引続き川崎事務局長は当初予算と差異の生じた項目について説明を行った。
(1) 一般会計では収入が会費の値下げを実施したものの、会費納入率の若干アップにより当初予算比72千円の増となったこと、支出合計は会報費が若干増となったが当初予算比64千円の減となったことから次期繰越金は136千円増となった。
(2) 山小屋資金会計は予算のとおりの実績、遭難対策資金会計は利息の変動のみであった。
(3) ワンゲル基金の貸付金は6件/600千円増となっている。また貸付規則により返済金免除2人/100千円が発生したため、繰越金は約100千円減少した。

なお、決算案については既に山口純一監事(8)、鈴木 豊監事(14)により既に監査が行われ会計処理は適正に行われている旨の報告を受けている旨の報告があった。

採決の結果、議案2.2010年度決算案は全員異議なく承認された。

議案3.2011年度役員案
<議案補足説明事項>
佐藤専任理事は執行部及び理事、特別委員会、現役部コーチなど変更のあった点について説明を行った。
(1) メーリングリスト管理者を吉越会長とした。
(2) 前執行部から引続いて執行部に留任していただいた会計担当の伊東常任理事より昨年秋に大体の引継も完了したので退任したいとの申し出があったため、会計補佐の川相常任理事を会計担当常任理事に川崎常任理事を会計補佐とすることとした。
(3) 理事の変更、追加
12代長田一巳⇒内野秀夫、13代は佐々木惇氏の誤植、37代河内圭司⇒平沢秀一、
61代古川 歩(新任)
(4)特別委員会
   「山小屋を考える有識者会議」山本委員長(17)以下9名
(4) コーチ
退任:渡辺幸倫(46)、倉本賢士(53)、池田雄樹(59)
留任:辻 雄貴(55)、再任:春田一真(57)、Aコーチ:古川 歩(61)、横塚崇弘(61)

採決の結果、議案3.2011年度役員案は全員異議なく承認された。

議案4.2011年度活動方針および事業計画案
<議案説明補足事項>
佐藤専任理事は議案書に基づき補足を加えながら説明を行った。
(1) 世代別懇親会はマンネリにならないように工夫しながら、今年度は15代毎の世代別懇親会を考えている。
(2) 地域別懇親会は昨年度の関西地区に加え、静岡・名古屋地区、北関東地区での開催を考えている。
(3) 会報については会員相互の情報交換の場として重視しながら、郵送コスト削減の観点からWEBでの配信希望者を募ることも考えたい。
(4) メーリングリストは引続き参加者数の増加、アドレス管理に留意をしながら運用ルールの徹底を図り情報発信ツールとして活用したい。
(5) 彷徨は第1号がHP上にアップされたあと、頓挫している。部室にも全冊が揃っていないなど散逸する危険、原本の劣化などもあるためOCRで読み取ってPDF化を実施したい。原本の収集などにご協力を頂きたい。
(6) 社会貢献活動としての環境保護活動を本年8/6(土)地元の笹ヶ峰ファンクラブと協働して実施したい。具体的には妙高笹ヶ峰の史跡の除草を行う。また実施後は地元の参加者を交え山小屋においてバーベキューを実施し地元との交流を深める計画。
(7) 催事への財政支援については、担当者の通信費・事務費などを一催事1万円程度活動費として予算化するもの。
(8) 現役活動支援は会則に定められた基本方針の一つでもあり、引続き人的、資金的支援を継続するが、当会と同様に現役部にも経費圧縮努力をお願いし、今年度は通信費補助金を三割カットしたいと考えている。
(9) 山小屋有識者会議から提言のあった現役山小屋会計収支改善策として薪募金や清掃・除雪の為の交通費削減、年間パスポートの発行による利用促進などを実施する。
また山小屋の当面の課題は大学で予算化された外壁塗装の執行だが、ここ数年先を見越すとトイレの水洗化が課題として上がる。水洗化については常任理事会、理事会の議論を踏まえて大学側と交渉していくことになろうかと考える。

<質疑>
春田光雄氏(13)より、山小屋の利用者増には家族単位での利用・活用が良いと思うが、それには現在のトイレの臭気の問題を解決しなければ中々難しいので、水洗化あるいは浄化槽の設置を検討して欲しい旨の提案があった。

上記の問題提起、質問について吉越会長は次のような説明をした。
ご指摘のとおり、山小屋のトイレの臭気については執行部も同様な問題意識を持っており、本総会以降の常任理事会で検討することになっている旨、説明した。

採決の結果、議案4.2011年度活動の基本方針および事業計画案は全員異議なく承認された。

議案5.2011年度予算案
佐藤専任理事は議案書に基づき補足を加えながら説明した。
<議案補足説明事項>
(1) 年会費収入については9代12名の年会費が6千円から5千円に引き下げられるものの。
新入会員8名の内4名の会費納入が見込まれる事から2010年度の納付率の維持が出来れば予算の達成は充分可能と考えるがやや少なめに予算計上している。
(2) 支出面では現役部の経費節減努力を前提に現役通信費補助金を前年実績比3万円減額している。
(3) 彷徨のアーカイブ化事業費は新設項目である。彷徨はワンゲルの歴史そのものであるが、歴代の彷徨の散逸、劣化に対応するため、第1号のWEB化に続きOCRにより読み取りPDF化する事業として取り組むものである。WEB化に要する費用は手法によって異なるものの50万円程度を見込んでいる。
(4) 催事活動費は事業計画で説明したとおり、催事開催に係る経費を予算化するものである。
(5) 山小屋資金会計繰入については、今年度は備品の購入を予定していないので、山小屋管理者への謝礼3万円のみ予算計上した。
(6) 結果、今年度の支出合計は約57万円増となり、次期繰越金は47万円の減少となる見込み。

<質疑>
福島正義氏(14)より彷徨のアーカイブ化について500千円という多大な予算を計上しているが、自分の集めている限りでは質の問題はあるかも知れないが、350ページ1冊150円~1,500円程度との情報を得ているので、もっと情報を集めたらどうかとの提案があった。

上記提案について吉越会長は下記説明を行った。
常任理事会でも数カ所から情報を得て、予算化したもので、500千円を限度として実施するということでご理解いただきたいと説明した。

議案5.2011年度予算案について他に質問はなく、採決の結果全員異議なく承認された。

議案6.現役活動報告
議長は現役活動報告については大家監督(35)から報告の予定であったが、8月の夏合宿として山岳部門が南アルプスの縦走・沢、自転車部門が九州一周、更にボート部門は海外遠征としてロシアアルタイ共和国のカトゥニ川下りを計画しているので本日はレスキュー訓練の講習会参加しているため、替わって報告する旨述べ、下記のとおり報告した。
(1) 海外合宿については、国内合宿を含めた総合的な安全性の確保や危機管理面について現役と常任理事会が現在多岐にわたり意見を交換していること。
(2) 本海外合宿の資金支援については2009年に山岳部門が行ったアメリカ ジョン・ミュア・トレイル合宿で大学指定寄付として皆さんに協力いただいた178万円の内50万円程度を使用したが、今回のロシア合宿ではその残額から60万円程度を使用したいとの報告を受けている。
(3) 本計画の支援については先月の理事会で常任理事会に一任することで承認をいただいている。

<田島部長ご挨拶>
来賓の田島部長は現役の状況報告旁々、下記のとおり挨拶した。
(1) 現役活動に対する当会の技術面、資金面での支援に感謝する。
(2) 大学及び現役部の大震災に伴う影響。
(3) 新入部員は現在4名だが10名を目指し頑張っていること。
(4) 現在の部員構成(4年6名、3年4名、2年6名、新人4名 合計20名)
(5) 現在は形態別活動の各々の領域でレベルアップを目指し、監督・コーチ・現役部員が頑
張っている。

<議長挨拶、閉会宣言>
吉越議長は全ての議案の審議が終了した事を議事進行についての協力に感謝の意を述べ、佐藤専任理事は会員総会の閉会を宣言した。

以上